276.「くだものさがしもの」 はらぺこめがね/PHP研究所 |
最近息子が迷路が好きなので、迷路の絵本で検索して何となく借りてみた一冊なのですが、、、これが息子、娘2人共に大大大ヒット。 迷路だけでなく、さがしものや間違いさがし、いろんな遊びが詰まっています。それがどれもダジャレがきいていたり、ひとひねりあったり、多分大人にしか分からないおもしろさもあったりして。 何となく借りてみた理由の一つが、作者がはらぺこめがねさんだったからなのですが、やっぱり絵だけでも素敵で見ごたえがありました。 子供たち、夢中になって盛り上がりすぎて寝る前に大騒ぎになるし、この問題は僕がするだのなんだのケンカが勃発するから私も一時読むのがおっくうになったり、、、(せっかく子供たちを喜ばせたくて借りてきたのに駄目なパターン)。 寝る前の絵本は、ほどほどに好きなやつがいいのかもしれません。
2021-06-14-MON
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273.「うちにかえったガラゴ」 島田ゆか/文溪堂 |
我が家で人気のバムケロシリーズ、同じ島田ゆかさんの作品でガラゴシリーズがあります。 ガラゴは旅するかばんやさんですが、寒い季節になると店じまいをして家に帰ります。ガラゴが家に帰ると次々にお客さん(皆ちょっと個性的)がやってきて、、というのが今回のお話です。 息子が保育園で読んで「めっちゃたくさんお客さんが来ておもしろいんだよ!」とおすすめしてくれたのですが、何と最後にやってきたお客さんはバムとケロ! そういえば何か見たことある人が、、、と思って「バムとケロのおかいもの」をひらいてみると、あちらこちらにガラゴの登場人物が!もう子供たちと大騒ぎです。 そんなわけで今「バムケロシリーズを読みなおしていろんなキャラクターを探す」ブームが我が家で巻き起こっているのですが、じっくり読み直すとそれ以外にもいろんな仕掛けが隠れていて、もう大興奮です。 ファンの方からすれば今更かいって感じかと思いますが、ただ普通に読んでいてもおもしろかったのです。バムケロとガラゴ、奥が深い、、、。
2021-06-11-FRI
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272.「きになるともだち」 作:内田麟太郎 絵:降矢なな/偕成社 |
この間読んだ「あいつもともだち」、とても良かったのですが、この「きになるともだち」も良かった!「おれたち、ともだち!」シリーズにはまっています。 キツネからヤマネを紹介されたオオカミ。それからヤマネの事が気になって仕方ありません。気になるともだち、それは、、、恋? このシリーズ、主人公のキツネやオオカミが歌うシーンが毎回あるのですが、その歌詞が本当に素敵です。譜面があるわけではないので、適当に歌って読んでいるのですが、何とかうまいこと歌って子供たちにこの素晴らしさを伝えたいと思いつつ難しいです。 そして今回のお話のラストは森の皆でお月見をするのですが、、、お話の本筋であるオオカミとヤマネの後ろで、キツネがウサギの恰好で(お月見だけに!)、ウサギと踊っているのがたまりません。恋のはじまりは、本人だけでなくて、見守るともだちも嬉しくなったりわくわくしたり。そんな気持ちが表現されているのかも。
「にいに、だいすきだよ!」と毎日兄に申告している娘ですが、この気持ちはいつまで続くのか。あと2~3年は続いて欲しい。
2021-06-11-FRI
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271.「おたすけこびととハムスター」 文:なかがわちひろ 絵:コヨセ・ジュンジ/徳間書店 |
息子が小さい頃から家にある「おたすけこびとのクリスマス」、本当に文章の少ないお話なのですが、とても味わい深くて繰り返し何回も読んでいる絵本なのですが、それにシリーズがあるという事を最近息子が教えてくれました。 おたすけこびとのクリスマスだけ読んでいると、こびと=サンタの仕事を手伝うというイメージが定着していたのですが、いろんな仕事をするのかと今回のお話を新鮮な気持ちで読みました。 今回の仕事はハムスターの住処を作ること。多分人間がすると一人でやってしまうものなのですが、大勢のこびとが本格的な重機を駆使して、仕事を遂行していく壮大な様子にわくわくさせられます。考えてみれば人間が都会の高層ビルなんかを作るのもすごいことですが、こびとの仕事と同じなのかもしれません。他のお話も読んでみたいです。
2021-06-07-MON
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