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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
320.「トリケラトプスと巨大ワニ」
黒川みつひろ/小峰書店

新天地を求めて旅を続けるビッグホーン率いるトリケラトプスたち。もう何日もろくに食べていません。川が見えて、その向こうにはおいしそうな緑が広がっています。しかし川には恐ろしいディノスクスが!

ディノスクスとは、最大12メートル程あるとされる巨大ワニ。巻末の解説を読むと、水辺にきた恐竜を襲い、かみついたら離さずそのまま水中でスクリュー回転。それを獲物が息絶えるまで続けるそうです。恐ろしい、、、。

ディノスクスたちが他の草食恐竜に気を取られている隙に、川を渡り始めるトリケラトプスたち。泳げないリトルホーンがひるんでいると、ビッグホーンは「そんなことではこの先厳しい旅を続けられない。」と、リトルホーンを置いて川を進んでいきます。

確かに、水や食料が確保されているわけでもなく、いつ誰がどこから襲ってくるか分からない厳しい旅。ビッグホーンは群れのリーダー、リトルホーンだけでなく皆を守る責任があります。

リトルホーンは勇気をだして川にとびこむのですが、ディノスクスに襲われ、、、でもそこはビッグホーンが駆けつけ、ディノスクスの弱点であるのどを角で突き刺しやっつけます。やっぱり頼りになるお父さん、リーダーです。

今回のディノスクス、今まで読んだシリーズの中で一番迫力があって恐ろしい敵だったような気がします。でもディノスクスは恐竜ではなくて、爬虫類なんだそうです。ワニだから。恐竜のいた時代、恐竜だけが生きていたわけじゃないんですね。

レゴで作ったクロコダイオー。(機界戦隊ゼンカイジャーにでてくるワニ型の巨大戦艦。)ちゃんと口がガバッと開きます。ワニ型とか言われると何か強そう。

2021-08-26-THU
319.「まねっこ まねっこ」
くろいけん/あかね書房

娘が読みたいと言っていたけんちゃんシリーズ、、、今回はけんちゃんが動物の鳴き声を真似すると、その動物に変身します。

変身といっても、猫の鳴きまねをすると猫の耳が生えて、犬の鳴きまねをすると犬の尻尾が生えて、、、と一部分だけかわっていくスタイル。体のあちこちがいろんな動物にかわっていきます。

最後は変身しすぎて(?)泣いてしまったけんちゃん。そりゃ鼻がゾウになったらびっくりするよね、、、。

娘も保育園で動物のまねっこ遊びをするようで、カエルやウサギや馬とか披露してくれます。トイレに行くにもいちいち「何の動物で行く?」とかいうので、キリンを提案してみました。(片手をあげて歩くだけ、大人にも負担のないスタイル。)カエルはしんどいので出来るだけ避けたい。

コロナ落ち着いたら、動物園とか水族館とか行きたいねと話しています。

2021-08-25-WED
318.「おしりをしりたい」
鈴木のりたけ/小学館

この間たまたま図書館で見つけて子供達に大うけだったおならをならしたいですが、その前作にこの「おしりをしりたい」があると知って早速借りてみました。

「おならをならしたい」と同じで、結構難しい内容だと思うのです。「尻」を使った慣用句とか大殿筋の役割とか、大人が読んでも勉強になります。

でも主人公の子供たち「おしりをしり隊」の目線でお話が進んでいくので分かりやすく、そしてやっぱり遊び心がたくさん。誰のお尻クイズとか、お尻探しとか、子供たち毎回大騒ぎです。

「おならをならしたい」では「へぇ~(屁ー)」というギャグが子供たちに一番人気でしたが、今回の一番は「ハッピーバースデーおしり~♪」、、、人間が二足歩行になることでお尻も発達してきたという難しい説明のところで出てくるのですが、このフレーズで一気に子供たちが夢中になります。

内容をどこまで理解しているやらですが、まずは楽しむことが一番。本当に何の話かよく分かっていないだろう3歳の娘もめっちゃ楽しんでいます。鈴木のりたけさんの絵本は小さい時から多分小学生になっても、長く楽しめるからすごいなと思います。

2021-08-24-TUE
317.「いつだってともだち」
作:内田麟太郎 絵:降矢なな/偕成社

ともだちシリーズ、今回のお話は、キツネに何やら隠し事をしている様子のオオカミ。こっそり後をつけると大きな穴をほっています。キツネが「ぼくにも穴を掘らせて。」と言っても冷たく追い返されてしまいます。そして他の森の仲間を訪ねても、何故だか冷たい態度で誰も一緒に遊んでくれません。

オオカミが掘っていた大きな穴は、実はキツネの誕生日パーティーの会場。こっそり作って喜ばせたかったのです。

このお話を読んで、私も同じような事があったなと思い出しました。確か小学一年生の頃、ある日友達に無視されて、皆は何かコソコソしていて。途中で私の誕生日プレゼントを作っていることに気が付いたのですが、無視された悲しい気持ちの持ってき場がなくて、モヤモヤしたのを覚えています。祝われたからには文句言えないし、、的な。

オオカミも森の仲間もキツネを喜ばせたくて頑張っていて、でもキツネの寂しい気持ちに気が付いていたのかな。キツネは誕生日のサプライズを心から喜んでいたんですけどね。私があとくされ持ちすぎなのか。

良くも悪くも、友達の為に何か行動を起こせるって若さかなあと思う今日この頃。年を取るほど、いろいろ考えすぎて、何もできなくなったり。何か行動を起こすことで生まれる楽しさとかたくさんあると思うんですが。

オオカミの愛情表現は不器用ですが、キツネにはちゃんと伝わっていて、二人の信頼関係がうらやましいです。

2021-08-23-MON
316.「はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!」
くぼまちこ/アリス館

歯磨きが嫌いなたっくんのところにはみがきれっしゃがやってきました。あーん!と大きな口があいたら出発進行!

口の中をライトで照らしながら「おくのはえき(奥の歯駅)」まで進むはみがきれっしゃ。何だか洞窟の冒険みたいでわくわくします。歯の間に野菜やお肉がはさまっていたら、しゅっしゅっしゅっと頑張ります。

だいぶ前に読んだことのある絵本なのですが、最近また息子が「これおもしろかった!また読みたい!」と言って借りてきました。(といって歯磨き好きになるわけではない。)

この間歯医者さんで聞いた話なのですが、現代は食べやすい物が多いせいで、最近の子は昔に比べて噛む力が弱い→あごが小さい→歯間が狭い→大人の歯がきれいに生えてこない、、、なんだそうです。

確かに何でも食べて欲しいから食べやすく料理してしまいがちですが、どうしたもんやら。あごを使う食べ物って何だろうと悩んで、この間スルメ(ザリガニ釣りの残り)を出してみたら、、、息子がスルメを噛んだ拍子にグラグラしていた前歯が抜けました。良かったのか、、、。

2021-08-19-THU
315.「ほげちゃん まいごになる」
やぎたみこ/偕成社

久しぶりにほげちゃんシリーズを読みました。第一作のほげちゃんは、ゆうちゃんの家に初めてやってきた時のお話で、家族がお出かけの時もお留守番でしたが、今回は一緒に動物園にお出かけ!ところが初めて見るくま(ほげちゃんはくまなんだけど。)に気を取られた時にカバンから落ちて、家族とはぐれてしまいます。

迷子になったほげちゃん、一生懸命ゆうちゃんやパパ、ママを探します。その様子を見ていると、もうすっかり家族なんだなと何だか温かい気持ちになりました。「もううっかりものなんだから」とか文句を言ってるのがとてもかわいいです。

そしてこのシリーズの醍醐味(?)といえば、キレるほげちゃん。以前は子供をあまり怖がらせないように少し遠慮して読んでいましたが、最近は子供にひかれようとも本気で読んでいます。

今回カラスに連れ去られそうになったほげちゃんですが、うちもカラスとはいろいろあります、、。山を歩いていたら息子がカラスにつつかれ追い回されたり、公園でピクニックをしていたら、ゴミ袋をカラスに持って行かれたり、、。カラス怖い!

2021-08-17-TUE
314.「恐竜リトルホーンと巨大翼竜 大空の主と戦う巻」
黒川みつひろ/小峰書店

新天地を求めて旅を始めたトリケラトプスたち。今回の敵、巨大翼竜とはケツァルコアトルス。現在化石が見つかっている中では最大の翼竜なんだそうです。

何日も水も飲めずに荒野を歩くトリケラトプスたちを、ケツァルコアトルスの群れが狙います。ビッグホーンは、自分が熱射病にかかったふりをして倒れ、ケツァルコアトルスのリーダーをおびきよせます。初めて読んだ時は、私も息子も本当にビッグホーンが倒れたかと思ってどきどきしました、、、。

そして最後に少し驚いたのは、ビッグホーンがケツァルコアトルスの息の根を止めて、死骸という表現がでてきたこと。この後に続く「たたかう恐竜たち」シリーズでは、大体敵を「追い払う」で、私が覚えている限り「死骸」が出てきたのは初めてだと思います。

「たたかう恐竜たち」シリーズの方が文章量も少ない気がしますし、何か方向転換があったのかも?どちらがいいと言われると難しいのですが、息子はどう思ったのかな?と気になります。

それにしても「ケツァルコアトルス」、、、とても覚えにくい。何回も何回も読んで最近やっと空で言えるようになりました。

2021-08-16-MON
313.「おもちゃのチャチャチャ」
構成・絵:市原淳/ひさかたチャイルド

おもちゃのチャチャチャの歌の絵本です。娘が保育園で読んでもらっている(歌っている)ようで、ご機嫌に振りつきで歌っています。

寝る前に読む時は、息子と娘と一緒に歌ってとても楽しいのですが、でもたまに娘が一人で歌いたい時があるようで、「歌わないで!」と怒ってケンカになったりします。

息子も昔そうだったので、小さい子あるあるだと思うのですが、お気に入りの歌はおもちゃと一緒で「自分のもの!」みたいな気持ちがあるのかもしれません。私も一人で歌ったりすると、自分が歌うの!!とちょいちょい怒られます。理不尽、、、。

今3歳の娘、よく人形と会話していますが、3歳の頭の中はおもちゃのチャチャチャの世界も不思議なことではないのかも?

息子も3歳の時、「今日カレーパンマンの家に行ってきた。」と毎日言う時期があって、大丈夫かなと思っていたけど、言わなくなるとそれはそれで寂しいものです。

2021-08-16-MON
312.「じぶんでよめる いきものずかん」
成美堂出版編集部/成美堂出版

これは以前祖父母に送ってもらった図鑑なのですが、とても良い。何がいいって、子供が一人でひらけるコンパクトサイズ!タイトル通り、「じぶんでよめる」図鑑です。寝る前の読み聞かせにも絵本がわりに読んでいます。

問題は、私の苦手なカエルとか虫のページもあるので、私が読む時はそこはとばすで!という約束で。うっかり開かないように注意が必要です。

家には、恐竜と虫は本格的な図鑑もあり、何か調べたい時は役立つのですが、何せ分厚くて重い。この「いきものずかん」は普段パラパラ眺めるのにちょうど良いです。

この間の連休は、夏の恒例、蝉とりに行きました。息子はクマゼミとアブラゼミ、合わせて7匹捕獲。

娘は、蝉が怖いんだけど、兄の真似をしたいのか、すごい頑張って手に持っていました。蝉を手で持てても別にいいことないで、そこ別に頑張らんでいいんやで、、と心の中でつぶやきつつ遠巻きに見守る母です。

2021-08-11-WED
311.「でんぐり でんぐり」
くろいけん/あかね書房

先日娘と図書館に行った時のこと。娘がこの絵本を手に取って「これ読みたかったの!!」と感極まった様子。「保育園で読んだことあるの?」と聞いてみると「ない。」、、、保育園で表紙だけ見かけていて、読んでみたいと思っていたのかな?

主人公のけんちゃんと動物たちがでんぐりがえしをするお話なのですが、一回でんぐりがえしをすると新しい動物がでてくる展開が楽しいです。娘もでんぐりがえしが好きで、毎日布団の上でやっていますが、かなり勢い良くドーン!と飛んでくるのでヒヤヒヤします。

この絵本、「けんちゃんとあそぼう」というシリーズなのですが、そういえば息子が小さい時にも読んでたなと後から懐かしく思い出しました。そういえばころわんの絵も黒井さん。タッチが全然違いますが、どちらも優しい動物の絵に癒されます。

次は同じくけんちゃんの「まねっこ まねっこ」が読みたい!と娘に何回も催促されています。図書館に予約しときます。

2021-08-05-THU

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