今日色眼鏡  ハニカムの日常を映す色眼鏡

「やばい系の梅の木の話」

春は三寒四温と言うように毎日寒暖差のある日々ですが、今日はことのほか寒い朝でした。暖かくなると花粉症のことばかり気になる時期ですが、そもそも毎日マスクの日々なので、今年はすでに厳戒態勢の様相です。少し暖かい日があれば、そろそろ梅でも咲いた頃だろうかといつものように大阪城公園に来てしまいます。早咲の梅の品種は何だろうと確認してみると、やばい系の梅だと書いてあるので、よくよく見てみると野梅系と書いてありました。元種に近い梅の品種のことだそうですが、早くやばくない日々になればいいのにと思いながらにんまりとしてしまいました。

今日色眼鏡  ハニカムの日常を映す色眼鏡

「Honeycombinc Concept 2021」

あけましておめでとうございます。ハニカムでは、年の初めにスローガンを掲げています。今年は「Play...」です。コロナ禍という状況の中、日々の生活様式の変容や、社会の成り立ちが根幹から揺さぶられた昨年。まだまだ乗り越えなければいけないことは山積みですが、遊ぶように、音楽を聴くように、息をするように、祈るように、私たちはこれからも歩を止めないと決めました。歩きながら、話しながら、考えながら、皆様とともに、一歩づつ前に進んで行きたいと思っています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

石内都写真集

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石内都 Miyako Ishiuchi「Innocence」赤々舎、2005年。

「皮膚の上にあるキズアトは生きている証拠そのものであるけれど、女性のからだにのこる傷は重い時間のカタチとしてある。(巻末のテキストより)」「キズアトの女神」と名を与えられた様々な傷を負った女性の身体。火傷の跡、開腹手術の跡、変形した指などを淡々と写し取っている。INNOCENCEとは無罪、潔白という意味であるがここに登場する女性達は、誰もが潔く石内さんに身を委ねて重い時間を語り始めているように感じることが出来る。

東松照明写真集

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東松照明 Shomei Tomatsu「太陽の鉛筆-沖縄・海と空と島と人々・そして東南アジアへ」カメラ毎日別冊・毎日新聞社、1975年。

アメリカの占領下であった1969年から1972年本土復帰頃の沖縄の島々で捉えたルポルタージュ風の写真集である。東京から那覇へ、そして宮古島、西表島、波照間島と移動しながらシャッターを切り、多くの口承を文字に起こし、歴史、風俗、風景を伝えるドキュメンタリーである。淡めのモノクロプリントが南国の色をよく写す。後半は一気にカラーとなり東南アジア世界を生き生きと映し出している。

ヘルマン・フェルスターリング写真集

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Hermann Försterling(ヘルマン・フェルスターリング)「AKT」Umschau/Braus GmbH 、2000年。

ヘルマン・フェルスターリングは1955年、ドイツ生まれ。1973年から77年までシュトゥットガルトの美術アカデミーで学ぶ。珍しい人体写真と訳している解説がありある意味わかりやすい。いくつかの手法を用いて撮られたモノクロのヌード表現はポルノグラフィーとは大きくかけ離れた所にあるのにもかかわらず、肉体の内面的要素や精神的な欲動を絶妙なバランスで表現しているようで収まりがいい。縄で吊られ、沼に沈められ、泥に汚されてもヘルマンの撮る女性はいつも清らかで潔く美しい。