134.「11ぴきのねこ」 馬場のぼる/こぐま社 |
これは11ぴきシリーズ第一作目のお話なのですが、今まで読んだお話と比べるとちょっと意外な展開でした。 ねこたちが大きな魚の噂を聞いて捕まえに出かけるというお話なのですが・・・今まで11ぴきを読んで「悪だくみをするものの裏目に出てうまくいかないねこたち」と思っていたら、今回は悪だくみをするわけでもなく、ちゃんと大きな魚を捕まえて目的を達成しています。びっくり! 最後は捕まえた魚を自慢するために、食べないで持って帰ろうと約束しあうものの、夜が明けたら魚はすっかり骨だけの姿に。息子はこのシーンで毎回大爆笑です。 よく考えたら 「ふくろのなか」もいろいろ裏目に出ているものの、悪だくみはしていないのかも。悪だくみのイメージばっかりで申し訳ない…。 読んでいない11ぴきシリーズも残念ながらあと1冊になってしまいました。最後もどんなお話なのか楽しみです。
先日11ぴきのタオルを買ったと書きましたが、ポーチも買ってしまいました。めっちゃかわいい。
2020-02-28-FRI
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132.「こんとあき」 林明子/福音館書店 |
おばあちゃんから赤ちゃんのあきを見守るようにお願いされた、キツネのぬいぐるみのこん。それから何年もずっと一緒にいた二人ですが、ある日ボロボロになってきたこんの体をなおしてもらう為に、おばあちゃんのいる町まで旅に出ます。 おばあちゃんの家に着くまでにいろいろな事が起こり、あきの不安や緊張が沢山伝わってきて、こちらもハラハラどきどき…でも、こんがとても頼もしい。何があっても「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」とあきを守ろうとする強さに涙が出そうになりました。最後こんが息絶えそうになるシーンは、冷静に読み聞かせしつつ、心の中では叫んでいました。「こーん!!!!」 一本の映画を見たような気分になる絵本です。 「おつきさまこんばんは」、 「でてこい でてこい」も林明子さんの作品。全部同じ人の作品と思えない、その幅広さに驚いています。
2020-02-26-WED
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131.「なっとうさんがね・・」 とよたかずひこ/童心社 |
おいしいともだちシリーズ、今までにいろいろ読みましたが、このなっとうさんは息子のお気に入りベスト3に入っていそうです。 ひたすら続くねばねばぎゅっぎゅっ、ねばねばぎゅっぎゅっという擬音だけのストーリー。読んでる方も段々楽しくなってきます。息子と2人、ねばねばぎゅっぎゅっと合唱しています。 たまにじっくりなっとうさんたちを眺めると、一粒一粒にかわいい表情があって、そこからいろいろ想像するのも楽しいです。
うちはみんなが納豆大好きです。納豆を食べた後は、手や口まわり、テーブル、洋服すべてがねばねば(主に娘が)、後片付けが大変ですが…。絵本のように「しんぱいごむよう!」と誰かに助けに来て欲しい。
2020-02-25-TUE
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