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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
220.「ありがとまと」
わたなべあや/ひかりのくに

わたなべあやさんの野菜だじゃれシリーズ、野菜の絵がかわいくて子供たちもよく手にとってみています。

今回は皆のヒーロートマトマンが登場。他の野菜たちの困りごとを次々に解決。最後は皆がトマトマンのピンチを救います。

ありがとうの気持ちを声に出して伝える。まわりに困っている人がいたら助けあう。そんなことがとても素直に分かりやすい絵本だなと思います。

子供が、まわりの言動(特に親の?)を真似て学習しているなと思うことが最近多くて、こういった絵本を読むと、普段から意識して丁寧に挨拶を、、と改めて意識させてもらえます。ありがとう、トマトマン。

娘は春生まれで、保育園のクラスの中では体が大きい方。そのせいかクラスの子の靴をはかせたり、お片づけを呼び掛けたり、日々世話をやいているらしく。しっかりまわりをみているんだなと感心します。本人的には先生側のつもりなのかもしれません。

家ではそんなそぶりを見せず、かなりの甘えん坊ですが、気が付いたことを行動に移せる素直さがそのまま育てばいいなと思います。

2020-12-2-WED
219.「ふんふんなんだかいいにおい」
西巻茅子/こぐま社

朝ご飯を食べたさっちゃん。口には目玉焼き、指にはジャム、エプロンにはスープがついたまま野原に急いでいると、その匂いをかぎつけたきつねたちが集まってきます。

さっちゃんに対して「目玉焼きがやってくる!」「お前は目玉焼きだな!」「お前はジャムだな!」と言うきつねたち。その言い回しがおもしろくて、毎回子供達が大爆笑です。

そんなきつねたちに対して、さっちゃんは、、、

「家に行ったらお母さんが食べさせてくれるから。」お母さんが死んでしまったと泣くオオカミに対しては「少しだけお母さんをかしてあげる。」

大人になるとなかなか言えない台詞です。さっちゃんの「お母さんは何でもできるよ。」という信頼感がものすごくて、子供って母親の事をこんな風に思っているものなのかと、親の立場で読むと少しどきどきします。

さっちゃんのお母さんもかなり度量が広いですが、本の発行は1977年。今の母親像とは少し違うのかもしれません。話の中で「お母さんが死んでしまった。」という表現が出てくる絵本を読むのも初めてで、いろいろ考えさせられました。

この絵本は息子のおすすめで借りました。とりあえず「お前は目玉焼きだな!」がお気に入りのようですが、他にも心に残るところがあったのか?なかったのか?

息子が折ったきつね。「きつねって分かるようにきつねって書いとくね。」という親切心がかわいいです。

2020-11-30-MON
218.「恐竜トリケラトプスうみをわたる モササウルスとたたかうまき」
黒川みつひろ/小峰書店

トリケラトプスシリーズ、今回は、前回のウミガメのしまの続きのお話になります。

住処のみどりのたにを目指して海を泳いでいると、危険なモササウルスに出くわしてしまいます。そもそも陸地に住むトリケラトプス、どう考えても海での戦いは不利ですが、エラスモサウルスの加勢もあってやっと難を逃れ、、、と思ったら、潮に流されて全く知らない土地に上陸。みどりのたにを目指して旅を始めるというところで、今回のお話は終わりました。

そんなこんなでトラブル続きのビッグホーンたち。このシリーズのお話は大体毎回「頑張れ、ビッグホーン!」みたいな一文で締めくくられるのですが、今回はかなり気持ちを込めて読んでしまいました。頑張れ!本人たちはそんなに落ち込んでいる様子もないのですが。恐竜たちにとっては戦う日々が当たり前なのかもしれません。

コドモサウルスとこの2冊が、息子のここ最近のお気に入りで、この2冊ばかり読む日が続いています。

娘も兄に影響されて、この恐竜は?とクイズを出すと「モササウルス!」とか、ちゃんと答えてくれます。(知識にかなりの偏りのある2歳。)でも、ビッグホーンを指してこれは誰?と聞くと「お父さん!」と答えるのが私のツボです。(リトルホーンのお父さんなので正解と言えば正解。)

2020-11-27-FRI
217.「コドモザウルス」
土屋富士夫/佼成出版社

恐竜が大好きなダイちゃん。お昼寝から目を覚ますと化石になっていて、恐竜たちに発掘されるという、、、なるほど!とすごく新鮮な気持ちになったお話でした。

化石のダイちゃんは、研究所に運ばれて恐竜たちに調べられますが、「おこりっぽい」とか「寝てばかり」とか適当なことばかり言われてしまいます。作者の土屋さんの後書きに「人間の分析に恐竜たちも眉をひそめているかもしれない。」とありましたが、本当にその通りですね。

最後、ダイちゃんが化石に語りかけます。「きみの話、たっぷり聞いてあげるからね。」このシーンがとても温かいなと思うのですが、これって人間と恐竜だけの話でもなくて、人間関係にも当てはまるような気がします。うちの子はこうだから、なんて決めつけずに日々話を聞こうと思いました。

恐竜の絵がカラフルでかわいくて、内容は分からず借りてみた絵本だったのですが、息子もかなり気に入ったようで「これ、めっちゃおもしろいね。」と言いつつ1週間以上連続で読んでいます。

子供達と恐竜のDVDも見ますが、これって全部化石を元にした想像の世界なんだよなと思うと、すごく不思議な気分になります。最近の研究では、恐竜は鳥のような羽毛が生えていたらしいと聞いたことがありますが、また何十年後はどうなっているでしょうか。

どれだけ研究が進んでも、本当の恐竜の姿を見ることは絶対できないと思うと、何とも言えない気持ちになります。

2020-11-25-WED
216.「りんごくんがね・・」
とよたかずひこ/童心社

たまごさんなっとうさんと同じ「おいしいともだち」シリーズ、今回はりんごくんです。そしてりんごはりんごでも忍者りんご!私が読んだことのあるシリーズの中では、変身しているのは初めてです。

美味しそうなりんごくん、ウサギやカラスに狙われますが、さすが忍者。鮮やかに切り抜けます。そして「しんぱいごむよう!」やっぱりこの決め台詞が大好きです。

食べること大好きな娘は、最近冷蔵庫の前に来ては「りんごは?」と聞いてきます。バナナは常備しているのですが、りんごって意外と高いのでたまにしか買いません。すまない。

夕食を作っていると、「何か食べる!」とやってくるので、きゅうりで手を打ってもらったところ。

2020-11-20-FRI
215.「しんかんくんのクリスマス」
のぶみ/あかね書房

しんかんくんのパンやさんが好きな息子。「またしんかんくんが読みたいなぁ。」と言うので、今回はクリスマスを借りてみました。

サンタさんにブロックをお願いしたいしんかんくん。自分の欲しい物より家族の欲しい物を願うかんたろうの気持ちが理解できません。

プレゼントが欲しすぎて泣いていたら、とりあえず誰かが喜ぶ事をやってみたら?って近所のお寿司屋さんが言います。「こうするのが正しい!」って押し付けるんじゃなくて、一緒に悩んでくれて、とりあえずやってみようというお寿司屋さんがとても温かいです。

最後は、かんたろうが欲しがっていた電車をサンタさんにお願いします。それが正解かは分かりませんが、一生懸命悩んで悩んで、かんたろうの喜ぶ姿を見て涙するしんかんくんは、少し大人に見えました。

「パンやさん」でもうまくいかないとすぐ大泣きしてたしんかんくんですが、今回は嬉し涙もたくさんだったのが印象的でした。

息子も気に入って1週間くらい連続で読んでいましたが、読んで一言目の感想が「僕もクリスマスにブロック欲しい。」で、おいってなりましたが、まあクリスマスはね、それでいいかと思います。

保育園に迎えに行くと、息子がたまにプレゼントを用意してくれています。「今日はすごいプレゼントがあるよ!」とすごいキラキラした顔で言われます。大体葉っぱなのですが、葉っぱを拾っている間は、私が喜ぶかなと考えてくれていたのかなと思うと嬉しくなります。

絵本写真

たまに石。石は、、、気持ちだけもらって、そっと片づけます。

2020-11-19-THU
214.「ぼくはかさ」
せなけいこ/ポプラ社

たろうちゃんのお気に入りの黄色いかさ。かさもたろうちゃんが大好き。たろうちゃんがおばけに夢中になりだして寂しくなったかさは、「自分もおばけになる!」とおばけに会いにいきます。

喋って動いてる時点でもう十分おばけやでってつっこまずにはいられませんが、たろうちゃんに振り向いてもらいたくて頑張る姿が健気でかわいくてたまりません。

おばけの世界に行くと、から傘やろくろ首たちがお化け修行に協力してくれます。優しいお化けばかりだったせいか、今回は娘も全然怖がらずにお話を聞いていました。

せなけいこさんのおばけの絵本は、おばけのいる世界がすごく自然でいいなあと思います。子供の空想の世界もこんな感じなのかもしれません。

娘のお気に入りのミニーの長靴。もう晴れだろうが雨だろうが日々長靴です。私も「あぁ今日も長靴ね。」くらいの境地です。

親的に気に入っているニューバランスの靴はほとんど履いてくれません。こんなんじゃ靴が玄関の隅で泣いてるんじゃ。せなけいこさんの絵本を読むとそんな事を想像してしまいます。

2020-11-16-MON
213.「どこからきたの? おべんとう」
鈴木まもる/金の星社

お弁当を持って遠足に出かけた男の子。お弁当にはおにぎりに漬物、卵焼き、アジフライ、、、美味しそうな物が沢山詰まっています。そして一緒に入っていたお手紙を開くと、、、

お弁当の中身がどうやって生まれて作られているのか、一つ一つストーリーが始まります。漬物はおばあちゃんが大根の種をまくところから、アジフライは船で漁をするところから!最後はお弁当袋のお話まであるのがおもしろいです。

大人の私が読んでもおもしろくて、はしれ!たくはいびんのように、普段当たり前のように思っていることを改めて素直に感謝したくなるお話でした。

最近は何でも簡単に手に入るので、息子が「また買えばいいか。」なんて気軽に言うことがあります。私の普段の言動が影響しているのだと思いますが、、、。息子がどこまでお話を理解したか分かりませんが、物の背景について少しでも考えてみてくれたら嬉しいです。

先日山のイベントで、どんぐり工作に参加しました。トトロややじろべえを作りました。沢山のどんぐりや木の実、木の枝、きれいな葉っぱが用意されていたのですが、これも誰かが山を歩いて拾って、乾かして準備してくれてるんですね。

2020-11-11-WED
212.「ショコラちゃんのあいうえお」
文:中川ひろたか 絵:はたこうしろう/講談社

ショコラちゃんシリーズですが、これはお話ではなくてあいうえお絵本。あかさたなごとにお題があって、あ行は「ショコラちゃんはりょこう好き、今度はどこへ行こうかな。」「あ」めりか、「い」ぎりす、みたいな感じで進んでいきます。

今まで何回か借りている絵本なのですが、今回息子は平仮名を読む練習にちょうど良かった様子。娘は絵を見て何かあてるクイズ的な感じで楽しんでいます。

そしてこの絵本の楽しみは、何と言っても沢山のショコラちゃん。あいうえおの文字一つずつに、ショコラちゃんのイラストがついているので、本当にいろいろな姿のショコラちゃんを見ることができます。とてもかわいいです。

週末は土木展に行ってきました。ここから一年、早いものです。写真は息子が操縦するカニクレーン。私は高所作業車にのって撮影しています。

今年は強風のせいかヘリコプターがやってこなくて残念でしたが、ヘリポートを走り回って楽しそうな2人でした。夜はやっぱり「かっこいい!はたらくくるま」を読みました。

2020-11-9-MON
211.「11ぴきのねこどろんこ」
馬場のぼる/こぐま社

今回は恐竜の子供とのお話。恐竜に優しくしたと思ったら、意地悪して後悔もしたり。相変わらず自由気ままで人間らしいねこたちです。

一方恐竜は意地悪をされたことを気にしているのかいないのか。11ぴきを背中に乗せてどろぬまに飛び込んで全てを流しているのかな、と思うほど、ニコニコマイペースなちょっと不思議な恐竜です。

「はあい、どろぬまー。」のところが私も息子もお気に入りで、11ぴきが泥だらけで真っ黒の時、とらねこたいしょうがどれか当てっこしています。

読んでいなかった11ぴきシリーズもこれが最後。これから新しいお話が読めないのはちょっと寂しいです。でも先日息子が保育園からまた11ぴきのねこを借りてきました。これからも11ぴき、ちょくちょく読みそうです。

2ひきだけですが、我が家のお気に入り。

2020-11-6-FRI

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