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2020年5月27日 (水)

機関車トーマスに見えるジェンダーバイアス

最近息子の機関車トーマス熱が上がってきたので、機関車トーマスのプラレール用の車両をプレゼントしたらすごく喜んでくれてずーっと肌身離さず持ってくれています。

YouTubeやAmazonプライムでも機関車トーマスのシリーズがたくさん見られるので、毎日息子とトーマス漬けです。

昔のシリーズの機関車トーマスを見ながらふと思ったのですが、女の子の機関車がエミリーしかいない、、、。

アニーとクララベルっていうトーマスに引っ張られてる客車はいるけど先頭を走ってる女性のキャラクターがいません。

たまたまかなーと思ってたんですが、調べてみると機関車トーマスは男女比が6:1で固定的な男女役割を押し付けると国連に指摘され、3年くらい前に男女比が半々に近づいたとのこと。

ちなみに映画でもいまだに女性が主人公の作品は3割ほどで10年前は2割。

ドラマや小説でも『名前を持つ女性が少なくとも2人は登場』し、『男性以外の話題で会話をする』という基準を満たす作品は多くはないそう。

最近ヒットした「82年生まれ、キム・ジヨン」という本ではミラーリングという手法が使われていて、男性の登場人物は全員名前がありません。後書き読んでから気づいたけど。

父から薦められて読んだんですが、この作品を読んでいなかったらトーマスの登場人物の男女比の不自然さに気づかなかったかも。

子ども向けのアニメでも、幼少期から男女のステレオタイプとか役割とかいろんなメッセージを受け取ってしまうんだなーと、息子に見せる作品にもう少し注意を払わなければいけないかも、と考えさせられた一件でした。

(トーマスではケニア出身の難民のキャラクター、ニアが私の推しです。)

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