しばらくなほとか通信を書こうという気分になれなかった。忙しいからというのが表向きの言い訳だが、本当の言い訳はブログでは遅すぎるのだという敗北感だった。誰もがスマートフォンのようなモバイル端末を操って今そこで起きているホットなニュースを出来るだけ簡単に面白く報告している時代に、文章や構成を考えながら2日や3日後になって配信するこの間抜けな作業がほとほと嫌になってしまったのである。誰もがフェースブックなどのSNSの危険な側面を感じつつも、拡大するつながりの渦にもはや両手を広げざるを得ないという時代だ。何もためらうことなくそこに足を踏み込むことを選択すればいい。4月に草間さんの個展を見に行った。誰もが草間さんの何に魅かれて何を受け取ったのかは知らないが、ツイッターなどを見ていると、～草間彌生展に行ってきました。水玉模様ちょうかわいい～的な書き込みがずらっと。
何事においても最新が最高では無いにせよ、今の自分の立っている場所を指し示すような発信が出来るならば早さは関係ないのかと思いたったのはもう5月も終わりかけの頃でした。永遠の永遠の永遠はつまり今だったのです。