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初夏の北海道の祭りと言えばYOSAKOIソーラン祭りだ。伝統や由緒が重んじられる日本の祭りに対して、北海道での新しい祭りの創造への取り組みは歴史の浅さゆへに大変な道のりだったと思われる。北海道らしい祭りを考えると札幌雪まつりのようなものにたどり着くが、でもそこは学生の発想、土佐のよさこい祭りに北海道のソーラン節を混ぜ合わせた新しいかたちで祭りを表現しようとした。それから21年数々の紆余曲折を経て、今年もまた200万人以上の動員を記録するほど大々的に開催されていることに深い感動がある。たまたま来ていただけの観光客でさえも魅了してしまう奥に秘められた魅力を感じる。話を大通り公園に戻そう。

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今年のYOSAKOIソーラン祭りは6月6日から始まる5日間、最終日にパレードと大賞が発表されるとあって初日から演舞にも気合が入っている。開催前の大通り公園を歩くと至る所で祭りの準備が進められ、祭りに参加するチームの演者たちは思い思いの衣装を身に付けて準備に忙しい。カメラを向けると気軽に微笑んでくれるので、「頑張ってね!」と声をかけると「ありがとうございます。」と朗らかな声が返って来る。

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もう一つの祭りの楽しみは北海道各地のおいしい物をとりそろえた屋台である。とりあえずざんぎと呼ばれる味の濃い鶏のから揚げとながいものフライをサッポロクラッシックと一緒にいただく。この長いもかなりいける。

メイン会場となる大通り西8丁目の特設会場には祭りの始まる6時にはかなりの人が詰めかけている。そして大学生の実行委員の開会の言葉と同時に祭りは始まる。

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YOSAKOIがどういった踊りの総称なのかソーラン節をいかに取り込んでいるのかはよくわからないが、彼らが何を創造し何を継承し何を表現しようとしているかは少なからず伝わって来る。誰もが一所懸命だし楽しそうだし、そして誰もが何らかの気持ちを誰かに伝えようという表現者の表情をしている。それは感謝かもしれない。

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静と動というのだろうか、一瞬一瞬のキメのポーズを次々と決めて行く。

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そしてまたはじける。歓喜の表情とさらなる高揚とでステージはどんどん熱く輝き始める。そして会場で見ている観客もますます熱を帯びて行く。黄色い歓声もとぶ。

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はじけすぎると、ふんどしにもなる。このあたりは学生だ。

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女性達は本当に美しい。そして妖艶な演技が続く。

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さっきで公園で出会った彼女もこの演舞のどこかにいるのだろう。

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初日は札幌市内に拠点を置くチームが演舞し、その中には多くの大学生のチームや老若男女さまざまの構成のチームもあれば、連続出場を果たすチームも多かった。全チームの演舞が終った後のステージがなぜか格闘技のリングの様に見えなくも無い。なんとなく通りかかっただけなのに、なんと3時間半もこの寒空に公園の石畳に座って見てしまったのでお尻が痛い。⑤に続く。

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