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2月7日(月) リトルムーブメント

最近のムーブメントって小規模で短期間にさっと変化したり、発生してまたすぐに消滅していたりするのでそのしっぽをつかむのが大変になってきている。でもはたまた超長期でじわりじわり盛り上がって来ていたりするので簡単にその動きを突き詰められないようになってきている。さて最近なんだかこんなバンドがやたらと耳につくのでそれも一つのムーブメントかと思って聞いている。

The Go Team。彼らの音は何でもありの何でもなしというぐらい、しばりがなく完成しない。ROLLING BLACKOUTSというCDを聞くとぶっ飛ぶ。何かに似ているようで何にも似ていない。新しいようで懐かしい。縦横無尽の音楽性は国境を必要としない。ネットでつながってあなたここやっといてよって言う感じのお気楽感があるのに実に細かいところまで詰められているのでリーダーのイアン・バートンという男は今後も注目しておきたいと思う。

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もうひとつはKEGAWA NO MARIESだ。TIN PAN ALLEYというCDを出して彼らは今乗りに乗っている、というとノリノリかというと飄々とやっている。ミクスチャーといえばミクスチャーだが何でもありと言えば何でもある。カテゴリーなんてものを必要としない普遍的な音へのこだわりがあるような気がする。どん欲なまでの執着がいろんなものを超えてしまっている。そこはビートルズ ? ベースはヒッピー音楽 ? それともフォークなのって感じでどこにでも連れて行ってくれるような感じで実に気持ちがいい。志摩遼平の紡ぎだすメロディーは彼の独特の発声によって変化を帯びて伝わってくる。もともとムーブメントになんの方程式も当てはまらないものなのだろう。

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