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3月23日(水) 遅い春を迎えに行きました

世の中が3連休だということで、大阪各地で開催されている年度末を狙ったゲリラ的なかけこみセールのようなものをすべて振り切り、お彼岸の最終日の今日は田舎に帰ることにしたのである。

あいにくの雨模様ではあったがあったかい春の雨だったので、そんなに寒さには困らないとはいうものの、昨日から降り続き今日の昼過ぎに止んだ雨の間をついて、ようやくお墓参りに行くと少し気分も晴れるというものだ。

帰り道、あーだこーだと言いながら歩いて来ると隣の家の前でねこやなぎの木を見つける。どれが葉っぱか花かはわからないが、昔からねこやなぎはこんな感じで早春に登場する。モコモコのように見えるものにもまだ昨夜からの雨が大粒で残っている。

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家に帰ると花壇に小さな青い花を見つける。おばさんが持って帰ると言うので見ているとちっちゃいブルーの鈴みたいな花をつけているムスカリー(グレープヒヤシンス)という名前がその花の名だということだ。なんでヒヤシンスかはわからない。あれです、子供のころ学校で水耕栽培をした球根で育てるあれです。

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それからそろそろつくしはどうなったかという話になったので、田んぼの畦まで出て行って探して回る。ひとつだけ賢くなったのだが、つくしはどこにでも生えてくるのではなく毎年決まったところにだけに生えてくるのである、それもぎっしりとかたまって。

本当はつくしはスギナという見た目杉の木に見える青い棒状の草の子供のようなものなのだが、草とつくしは何の関係もございませんというように生えているのがおもしろい。でも考えてみると小さなつくしを探すのには良く目立つスギナを探せばいいとまた言えるのである。

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で、採れるは採れるはということで結構採ったのである。さて調理したり食べたりするのは僕の出番ではないのだが、それなりにつくし採りというイベントはそれなりの成果をあげたのである。そしてちょっとおもしろい。

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収穫を終えればおなかが減るもので、きっと胸やけがするのも考慮してもついつい手が伸びるすき焼きをいただいて、それから今日はもうすぐ誕生日を迎える姪っ子の誕生日パーティーを開催する。10歳と言うのはもうそろそろ微妙な年頃の女の子なのでその反応に一同かたずを飲むが、自分の10歳の頃より今の子供たちの方が十分大人なんだと思う。それなりに喜んでくれた。僕があの頃の自分ならばと想像するとおそろしい。

ほとんど遊び友達の40歳と10歳。わざと五目並べを負けてくれなくて良いです。あと落書きはそんなに得意ではないです。それと椎茸を食べることが出来ない大人をいじめるのはよそうね。もう立派な子供なんだから。そんなこんなで3連休をほとんどごろ ~ んとして過ごしてしまった。遅い春を連れて帰ることはできませんでしたが、春のお土産はテーブルの上に載っている。

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