トップバナー

3月1日(火) 春の坂越で牡蠣でもいかが

赤穂浪士が討ち入りしてから300年余り、赤穂の名前はそれ以上に知られることはなかったと思うが、それでも何となくうすーく名物しほみ饅頭の塩味ぐらいに薄く僕たちの生活に影響しているような気もする。

写真

赤穂に行くようなことはきっとないと思っていたが、それはなんとなく当たり前のようにやってきた。坂越という街をご存じだろうか?これでサコシと読むのだが、江戸時代には赤穂の塩の積み出し港として栄え、今では牡蠣の養殖で名を馳せる。坂越の牡蠣は大粒でその身は濃厚でプックリとしていて、穏やかに広がる坂越湾の表情をよくあらわしていると言われる。

写真

またもや何の計画もなしに、ふらっと家を出てきてしまった。山陽道を西へ走り竜野西から下りて山を越える。途中に現れたIHIの造船所と関西電力の発電所の異様なまでのスケールのでかさに圧倒されつつたどり着いた山間の静かな港には、似つかわないぐらいの人達であふれていた。さっそく牡蠣の浜焼きを食べさせてもらう。こんなところでなんとシークワサーの完熟に出会って、それを振りかけて食べる。美味としか言いようがない。

写真
写真

その後2kgほど殻付きの牡蠣を買い、アサリやほかの食材を買って喜んだあとに途方に暮れる。こんなに食べれない。そうだ実家に行こうということになって、妹ファミリーも呼んで勝手に牡蠣パーティーになった。

牡蠣の殻をむく、意外とレンジでチン!でもOK。焼いてみる。牡蠣のお好み焼きも作る。大阪に帰ってから牡蠣フライも作るで、それはそれなりに楽しめたのかと思う。これがお金を使わない遊び方かと言うとよくわからないのだが。

写真
写真

ちなみに赤穂浪士達のお殿様は浅野内匠頭長矩というひとだが、辞世の句は風さそふ花よりも猶我はまた春の名残をいかにとかせんといいます。皆様、いい時代に生まれたので春の坂越で牡蠣でもいかがでしょうか?

会社情報